ミドルエイジ・クライシスのスピリチュアルな観点

ミドルエイジ・クライシスは、ミッドライフ・クライシス、中年の危機とも呼ばれる心の症状のことです。

30代後半から50代に多く見られるとされています。

これがなぜ起きるのか、ということを宇宙意識で確認したところ「死に向かう流れに変容したことで出てくる焦りによるものと、後続的に付加されたその集合意識からの影響」ということでした。

写真にある花の様に、生命体はいつか肉体の機能を終える日が来ます。
すくすくと太陽に向かって成長し花を咲かせてきた今までから、今度は、自分の残されたエネルギーを「もう一度花を咲かせる」ために使うのか?「未来の子どもたちの種」のために使うのか?「それ以外のなにかを探すのか?」と急に焦り出して、若い頃は選択を誤っても学びだと思えたのが、もう一つも間違えてはならない様な気分になり、そこで葛藤するも確実な答えが出ないためまた焦ったり、無気力になって投げ出したい気持ちになったり。

この時期は、魂の重要な成長の段階とも言え、この時だからこそ宇宙意識に対する扉が開かれる場合も多々あります。

何にエネルギーを使うかは、さほど重要ではなく、
エネルギーを「使う」ことが重要です。温存しておく理由はどこにもありません。
「残り少ない」とひとたび思うと、本能で執着が発生しますが、そこにとらわれる必要はないわけです。

魂が「やり残した」と感じること、これは顕在意識が魂の目を望むことに目を背けてきたものです。「シャドウセルフ」として分離している状態ですので、統合するためには、それをちゃんと見ることから始まり、何らかの方法で満たし、納得させてあげる必要があります。

お菓子を買ってもらえなくてふてくされている子どもに声をかける様に、聞いてみてください。
子どもが納得する選択肢は、お菓子を買う以外にも、たくさんあるはずです。

また「シャドウセルフ」は、自分では受け入れ難い自分の側面の集積でもあります。
執着、見栄、偏見、嫉妬、支配欲、色欲など、人それぞれ色々なものが該当します。
「そんなものは私には絶対にない!」という頑なな意識は「ある」とどこかで認識しているから発生するものなので、それがあると、潜在意識は「ある」と認識します。

「私には〜がある」と認めた上で、それがあることで得られている事柄を探してあげると、解放されていきます。いつでも表裏両面を捉える事は、とても大切です。

私が扱うエッセンスの中に「アンタレス(蠍座α星」の惑星エネルギーがありますが、それもシャドウセルフと向き合い理解することをサポートしてくれます。

発達心理学では、ミドルエイジクライシスの原因は近くにいる人(パートナー等)が若ければ自分がその年代でも起きず、逆にパートナーがその年齢であれば、自分が若くても起きる、とも言われます。

これは、エネルギーの繋がりが現れている現象の様に見えます。
近ければ近いほど、その生命体のエネルギーからの影響は自分に及びやすくなります。

この様な場合、パートナーとお別れをすることになった時点で、本来の自己の状況と向き合うことになるかもしれませんが、自分が肉体を離れる時までずっと、若い成長段階の状態を続けることで学ぶ魂もあると思います。

もし、ミドルエイジ・クライシスかも?と思われる様な不安や過去の選択への後悔などが出てきたら、自分が向き合ってこなかった「本当の望み」を、探してみてくださいね。

今日のひとこと
『全てに向き合う準備は、生まれた時から既に出来ている』

今日も素晴らしい日をありがとうございます。

LATLEA
動物と家族のメンタルケアセラピスト
光田恵美