腸内環境と脳の関わり

みなさん「腸脳相関」という言葉をお聞きになった事はありますか?
これは、腸の炎症が脳の炎症の原因になり、その逆もまたある、という事です。

腸は、乳製品に含まれるカゼインや、小麦に含まれるグルテンによって、炎症を起こします。
この炎症は「リーキーガット症候群」という「腸粘膜のタイトジャンクションを荒らし細胞間の”網目”が大きくなった結果、通常は通らない大きな分子が通ってしまう現象」を引き起こします。

この物質は脳にも影響を及ぼすと言われていて、様々なホルモン分泌のバランスを崩してしまいます。
それによって交感神経モードに切り替わり、イライラしたり、不安や心配などの感情が出たりして、ノルアドレナリンというホルモンが腸内に放出された結果、腸内細菌のバランスを崩し、日和見菌が悪玉菌になりかわり、さらに腸内環境を悪化させるというスパイラルにはまってしまいます。

ノルアドレナリンが過剰分泌され続けると、次は減少して行きます。
そして、やる気の低下や注意力の欠如、無気力無関心の状態を誘発し、さまざまな精神的疾患に繋がったりするわけです。

スピリチュアルな見方では、小腸は「識別」、大腸は「コントロール」の概念などが関係してきますから、腸内環境の悪化は「自分にとって何が必要で、何が必要でないか」ということや「自分や他人をコントロールせねば・されねばならない」という様な、人生の方向性を大きく狂わせる様なことへも繋がる可能性があります。

これが続くと、自分が分からない感覚に陥ったりします。
周りの顔色ばかりうかがってきたけど、自分は一体何を望んで、何をやりたいのだろう?
いちいち指示してくる人にイライラするけど、指示されなかったら何をすればいいか分からない
など、脳をひたすらぐるぐると巡る思考に疲れてしまうかもしれません。

こんな時は、セッションでこう聞きます。
「自分が分からないことは、何の役に立っていると思いますか?」

何でも「自分が意図して現象が起きている」という意識を持つことで紐解かれて行きます。

困ったら、自問自答してみてください。
答えはいつも、あなたの中にちゃんとあります。

今日のひとこと
『 自分を取り戻したい時は、まず腸内環境を整えてみよう 』

今日も素晴らしい日をありがとうございます。

LATLEA
動物と家族のメンタルケアセラピスト
光田恵美

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