私のセラピーの特徴

「木を見て森を見ず」という言葉は、視野を広く持ちましょう、という意味で、さまざまな場面で使われることが多いと思います。

全体を見ることはとても大切です。
小さなことにこだわりすぎると、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という様に、本来の目的から離れていってしまうこともあります。

その反対で、小さなものを掘り下げ、突き詰めることも大切です。
表面しか見ていないと、本質を見落としてしまうからです。

この様に、対極にあるものは、それぞれが存在することで中庸を生み出します。
中庸は、過不足なくバランスが取れている状態のことを指します。

上記のふたつには、共通点もあります。
それは「本質に向かっている」という事です。
もし、それを妨げるものがあるとすれば、さらにその「妨げの本質」を見極め、手放すという流れになります。

妨げる思考パターンとしては、さまざまなものがあります。
それは、それぞれの人や動物が学ぼうとしている事柄に由来します。

動物たちは、家族の思考パターンを引き受けたりもします。
それが、その人にとって足かせになっている「古い思考パターン」だと分かるからです。

動物たちは「全体」を見ています。
エゴの様に見える行動も、飼い主を助けるための「鏡」としての行動である事を、忘れない様にして下さい。問題行動として捉えられている多くの事は、「お知らせ行動」でもある、という事です。

小さい頃から、私は手先が器用で”小さなもの”を作ったり、集めたりするのがとても好きでした。
大人になってからも、大きな絵を描くのは圧倒される感じがする(←思考パターン)ため好きではなく、手のひらに収まる様な世界に没頭して何かを仕上げていくことの方が好きでした。

対照的に、さらに大人になった今、セラピーでは細かい部分を見る事よりも、大きな視野を持つ事に重きを置いていますし、その方が俄然好きです。ですから、私はその分、解剖や栄養指導などの緻密な分野に特化してはいません。

「餅は餅屋」という様に、私は、人ひとりがオールマイティに出来なくて良いと考えています。
なぜなら、この世界、宇宙は繋がりあって調和を生み出しているものだからです。
動く事ができない植物は、美味しい実を付けて、自分の種を鳥に運んでもらい、多くの場所に繁殖します。鳥もまた、食料を得られることで、生命の維持の助けになっています。

私のセラピーも、その様に「私が得意な分野」である「全体を見るセラピー」であると認識していただければ幸いです。

今日のひとこと
『 完璧とは、目指すものではなく、気付くもの 』

今日も素晴らしい日をありがとうございます。

LATLEA
動物と家族のメンタルケアセラピスト
光田恵美

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