共感力

セッションをしている時、受けている時、どちらも「2人の意識が同じ方向に向いていること」は、とても大切なことです。

私はもともと、周りの人がどんな気持ちでいるのかをいつも気にしていました。それは、自分を守るためにしていたと思っていましたが、結果それにより「共感力」が身につきました。

使い方がわからないうちは、周りのエネルギーにひどく影響されたり苦しみましたが、今は割と使いこなせていると思っています。

そういう経緯があり、私はセッションの際に、相手の方の感覚を自然に受け取るわけですが、2人が何かの課題に真摯に取り組んでいるときのエネルギーと、どちらかがそこから逸脱しているときのエネルギーとでは、雲泥の差があります。

逸脱している時というのは、セラピスト側が「テクニック」のみを使ってセラピーをおこなっている時、クライアント側が「セラピスト任せ」にしている時や「治ると思っていない」時などの、100%の心がその場に無い時です。

セラピストは、その場に真摯に存在する必要がありますが、熱を入れ過ぎてもまた逸脱します。熱を入れ過ぎているというのは、セラピスト側に何らかのブロックがあるので、人のセラピーをするならそういったものもクリアにしていく必要があります。

クライアント側としては、私がセッションを受けた時の体験談として、同じセラピストからのセッションでも、その時により全く体感が違ったというのがあります。その時は、先述した様に、テクニックをただ使っているだけの印象を受けました。

でもこれも、私が作っている現実です。私はこの現実を目の前にして「自分がどんなセラピーを行いたいか」が明確になりました。

私は小さい頃から真面目で、そんな遊びの無い自分を否定した時期もありましたが、それは変えようが無かったことでした。他にも完璧主義と呼ばれるものも持っていて、これも否定しながらも手放せないものでした。

これらが、私の思考パターンで成り立っている「ただの現象」ではなく、私の魂が本当に大切にしている「特質」だと気付いた時、今までのこれらの否定に関わる全ての葛藤から自由になりました。

あなたが今「無かったらいいのに」と思っている自分の特徴があるなら、それが「大切なもの」である可能性も忘れないでくださいね。

今日のひとこと
『 無くていいものは存在しない 』

今日も素晴らしい日をありがとうございます。

LATLEA
動物と家族のメンタルケアセラピスト
光田恵美