人生への適応

人生への適応。
人は、様々な生物としての進化の過程を経て現在に至っています。

進化の過程で得てきた、体を構成する幾つもの情報は「自然淘汰」「性淘汰」という流れにより、必要なものだけがその形態を残していくと言われます。
一方で、魂はその淘汰された情報すらも保持しています。
自分がどこかで命を生きた、その情報をひとつ残らずです。
全ては繋がっていますから、結局は自分自身の生きたプロセス以外の全情報と繋がっています。

体は、地球上で生きている時、地球上の時間を反映します。
それぞれが決めた人生の時間を使いながら、肉体は朽ちていくことになります。

進化心理学では、脳は今でも狩猟時代の情報を元に動いていると言われています。
分子栄養整合医学(オーソモレキュラー)では、体を作る栄養やエネルギー産生のサイクルは今でも狩猟時代と同じだと言われます。

人の生命活動によって様々なエネルギーが大きく形を変えていく中で、肉体の進化はそれにまだ追いついていない状況です。

魂と肉体の不調和はよく起こっていることですが、こういった背景も関係があるかもしれません。
しかし、肉体の進化がタイムラグを発生させているのも、また意味があると私は考えています。
それは、様々な場面で、人が「進化してきた存在」であり「他の生命の歴史なくしては存在すらしていない」という事実です。

人は進化し、また新しい形態へと変わっていくでしょう。
その進化形態においても、いまの私たちの情報は生きていきます。

今、私たち動物や植物など全ての生命が、ひとつの生態系の中で存在している感覚を感じてみてください。
今まで辿ってきた、全ての進化の過程を感じてみてください。

素晴らしい繋がりがあるという事実を体験すると、大きな安らぎがある事に気付きます。

今日のひとこと
『命は、ずっと引き継がれている』

今日も素晴らしい日をありがとうございます。

LATLEA
動物と家族のメンタルケアセラピスト
光田恵美