人生の紐解き
生き物も物質も、素粒子やそれを物質化する意識などの様々なコラボレーションにより、奇跡のように創り出されています。
細胞の中にあるDNAももちろんそうで、そこにある遺伝情報により、細胞たちは様々な臓器に割り振られます。
例えば腎臓は、主な働きとして老廃物の排出という大切な役割がありますが、それは人生における「排出」にも関わっているのをご存知ですか?
人生における排出とは、不要になった感情であったり、着なくなった洋服であったりと多岐にわたります。
腎臓が排出作業をやめてしまったら、体の中が老廃物だらけになり全身が不調をきたす様に、不要なものを大量に抱え込んだままでいると、人生が滞り、だんだんとエネルギーダウンしてしまうことになります。
日々、何かしら要らないものを外へと出すことを意識していると、人生においてもそのような意識で進めるようになるから不思議なものです。
そして、出すものは要らないものだけでなく、誰かの役にたつものを出していけると、さらに循環が加速します。献血に似た様なものかもしれません。
私の場合、人生に滞りを感じていた時期は、まさに”自分のことしか考えてない”状態でした。
常に何かを他人のせいにして生きていました。余裕なんて、ひとかけらもありませんでした。
この時は物を収集していて、家の中は物だらけ、心の中も鬱憤だらけ、という状態でしたから、今思えばそれらが”リンク”しているのが分かります。
ですが、徐々に物をなくしていく作業を半年間くらいにわたりしていく中で、心からもさまざまなものが排出されていきました。
あるとき、そんなにもう要らないものはなくなって、いるかどうか分からないけど使ってないものも、なくし始めました。恐れなどを手放していった中での意識の変化が現れていると感じます。
いよいよ無くすものがなくなってきたある日、工事現場の外壁に佇んでいたカラスが、私にこう言いました。「いらないものを手放して」
その時期、エンジェルナンバーでも度々「手放す」というワードが出てきていたので、これ以上何を手放せばいいんだろう?と混乱しましたが、考えても、誰に聞いてもその答えはよく分かりませんでした。
この「分からない」は、私が本当に手放すべきものから目を逸らしていた証拠でもあります。
でもこれは、いわば”最終段階”にまで到達したということです。
自分を混乱させてまで目を逸らしたいものは何か?
それは、「私が自分の人生を人に任せていること」でした。
小さな頃から、人に言われたことをする、という選択をしてここまで生きてきたわけですから、人生をリセットするくらいの大きな手放しを前にして、怯んでいたんだと思います。
でも、私は結局手放しました。自分の力だけではありません。色んな人の助けにより気付き、手放せました。
それからというもの、決断したり、目標を決めたり、それを実行するという自分への約束を守ったり、ということが楽しくて、子供の頃に庭で地面に穴を掘ったり、実験したりしていた時の様に、普通の大人ならば「そんなことが?」と笑ってしまう様なことが、ワクワクして仕方なかったです。
人は皆、12個のハウスを人生の中で歩んでいきます。
12のどこかの時期に満たされずに育ち、そのハウスで学ぶことが不完全のままであると、後の人生に影響を及ぼします。でも、それは準備ができたら「ハウスの学び直し」が訪れるのです。
きっと、それがこの時に起こったことです。
セラピストとして、自身で体感として味わえる機会が多いことは、本当にありがたく思います。
今日のひとこと
『 自分の人生は、自分で肯定するためにある 』
今日も素晴らしい日をありがとうございます。
LATLEA
動物と家族のメンタルケアセラピスト
光田恵美
動物と人のための自然療法研究室ラトレアのセラピスト。
この世界は相互扶助で成り立っています。
あらゆる豊かさに、自分を開いていきましょう。