乳児期〜幼児期の記憶が無い事のスピリチュアルな理由

人は、生まれてから2年半の間に「第1ハウス」を経験します。
ハウスは全部で12あり、人生の様々な「通過点」を現しています。
第1ハウスは、その中で一番初めに位置するもので「基本的人格の形成」の時期になります。

私たちが「自己」というアイデンティティを健全に創っていくためには、周りの人などの環境に、私たちの自己の表現を「受け入れられていると感じる」必要があります。
それが叶わない場合、自己を覆い隠すための「布」の様なものを装着します。
それによって、否定された「自己」の存在を隠し、この世界で安全に生きられる様にしていきます。

人は皆、生きていく上で安全対策を講じます。
これは生物の本能です。まずは生きていなければ、何をする事もできないからです。

しかし、否定される事が頻繁に起こったりすれば、安全対策は「過剰」になっていきます。
そして、自己のほとんどの部分を覆い隠してしまい、自分でもよく分からなくなってしまうのです。

ある時ふと気付きます。「私は一体、何者なんだろう?」
自分が何を目指し、何が好きで、どんな個性を持っているのか、何もはっきりとは分からずに悩むかもしれません。

すっぽりと「覆い隠された自己」は、すやすやと、自分の中心で眠りについています。

眠らせたのには、それぞれの魂が持つ、様々な「理由」があります。
その理由を紐解いていくことで、眠りから覚めても良い状況を創り出せます。

周りに受け入れられない状況を作り出す事で、何を得たかったのか?
その得たかったものが、既に得られている事は往々にしてあります。
それを認識できる様にしてあげるだけで、その「布」は次々と外れていく事ができます。

3歳までの記憶が無い事は「幼児期健忘」と称されます。
これは、初期の発達段階にある脳が成長していくにつれて新しい細胞を追加し、初期の頃の記憶にアクセスするルートが使われなくなってしまうからだと言われています。

この時期の記憶、つまり「自己とは何か」を忘れる事で、人は様々な経験をする事が出来ます。
自己とは魂のままの状態ですから、初めからこの地球を去るまでずっとその状態であれば、何もかもがうまく行き、望んだ学びの量が半減してしまうといった事情があります。

成長し、ある時点で「布」を剥がしたくなる時が来ます。
その時が、魂が第2の人生を歩む時です。

今日のひとこと
『学びのために、全てはある』

今日も素晴らしい日をありがとうございます。

LATLEA
動物と家族のメンタルケアセラピスト
光田恵美

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