「うつ」を作り出す原因と、動物の不調とのかかわり

dog snout puppy royalty free

人間のうつ症状と、一緒に暮らす動物の不調。
一見、関係がなさそうですが、実際はそこに同じ原因が隠れていたりします。

人間のうつ症状の原因は、人間関係のストレス、自己否定、栄養不足、遺伝的なものと、多岐にわたります。生物はストレスを感じた時、その感情や刺激された信念・思考パターンなどの情報が五感を通して脳内の神経回路へ伝わり、視床下部から脳下垂体へと指令が行くことでそれに対処するホルモンが産生され、血液中に放出されたそれらは全身に行き渡り、さまざまな心身の症状を引き起こすことがあります。

蓄積された感情などは、全身の「どこか」の組織に一時保存され、体から外に出されるのを待っています。

その、出されるのを待っているまま閉じ込められた感情のエネルギーは、長くとどまることで慢性的な不定愁訴を心身に現し『早く出して!』と訴えます。(その体が健康であるために)

それに気付いたり、運動をして組織を伸縮させたり、何らかの方法で自然に発散されることも多くありますが、強い信念などは大抵、それを持つ『意味(メリット)』が自分自身の中にあるので、手放すことを避けようと抵抗することも多く、そこに留まったままにななることもよくあります。

その留まったエネルギーが保持されていると、飼い主の望まない状態になることを知っている動物たちは、それを自分の体に取り込みます。(取り込まずにそのまま放出できる子もいます)

それが、動物たちの不定愁訴に繋がることはよくあることで、動物たちは飼い主や家族を守ること、サポートすることを目的としている場合がほとんどのため、飼い主の幸せを守れたことに誇りを持ちます。

動物たちが人を癒すのには、科学的なこと(オキシトシンの分泌に繋がるなど)だけでなく、こういった意味も存在します。

うつ症状に関係する栄養不足に関しては、人が率先して自己改善できる部分(運動も)ですので、症状が強くなる前に、積極的に改善を目指すのは動物や家族のためにもなります。

栄養に関しては、分子整合栄養医学の観点から、また後日記載したいと思います。

LATLEA
動物と家族のメンタルケアセラピスト
光田恵美

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